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いしかり農産物エキスパート養成事業

いしかり食と農のカレッジ レベルアップ講座「マイスターコース」 農業者の話や旬の野菜の魅力を実感し、いしかり農産物のエキスパートを目指してみませんか?

2024/04/19 23:43

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2016/10/14 12:49

暑かった夏の記憶が薄れない内に、一気に秋が深まりました。
秋晴れの本日、絹さやえんどう&新規就農者のお話講座です。



まずは石狩市八幡にある、JAいしかりベジタブルファクトリーに向かいました。




このベジタブルファクトリーは、それまで市内4箇所に分かれていた共選場をひとつにまとめたもので、平成23年にできたそうです。



案内をしてくれたのは石狩市農業協同組合の喜多さん。

今年は昨年以上に気候や天候による被害を受けた一年でした。
絹さやえんどうは、普段は雨でも風でも収穫をしなくてはならないのですが、今年は台風が上陸してしまい、そのときはさすがに収穫がストップしてしまったそうです。
そして単価が倍以上になったんだとか……。

普通に生活するだけでも台風が来ると大変なのに、農家さんにとっては本当に死活問題ですよねemoji



さっそく中を見学させていただきました。
絹さやは野菜の中でも規格が厳しいのですが、ベテランの方達が慣れた手つきで素早く選別していました。

大きさや、豆の粒のふくらみ、傷などを見て選別しています。

絹さやは6月末~10月半ばまで収穫できます。
霜に当たるともう商品にはならないそうで、もう終盤なんだそうです。

栽培面積は15haあり、全道1位の石狩市。
15戸ほどの農家さんが栽培しています。
にんじんや大根などと比べたら「それだけしか作ってないのemoji」と思いがちですが、収穫や選別にとても手間が掛かる作物なのでかんたんには畑を広げられないとのことでした。



他にも、ミニトマトやブロッコリー、にんじんの選別が行われていました。
ミニトマトは3S~2Lのサイズごとに機械で選別されていきます。

コロコロと流されていくミニトマトは、いつも女性陣から「可愛いemoji」と声が上がりますemoji

ここで選別されたミニトマトは、『いしかりDE CHU!!』というブランドとして出荷されますよ~emoji
真っ赤で甘みと酸味のバランスが絶妙なミニトマト…もうすぐシーズン終了なのが寂しいです。

 

今いちばん売り上げが伸びている作物がブロッコリー。
選別作業はすぐに終わってしまったのでじっくりは見られませんでしたが、ブロッコリーは氷詰めにして出荷されるそうです。

その氷をさわらせてもらいましたが、シャリシャリの普段触ったことのないような感触でした。
ブロッコリーを傷つけないように工夫されているんでしょうね、きっと。
 



最後ににんじんの選別を見学しました。
ミニトマト、ブロッコリー、絹さやとは比べ物にならないくらい大掛かりな機会で選別しています。
石狩では大根やにんじんが昔から作られていますが、生産者さんの負担も大きく、徐々に面積が減ってきているそうです。
石狩を代表する野菜でもあるので、少し寂しい気もしますがemoji

土付きのにんじんを洗い、大きさ別に箱詰めします。
その箱も機械で自動的に組み立てられ、箱詰めされた後の封も機械が行い、見ていて飽きませんでした。

冬が近付き、ベジタブルファクトリーの稼動も残りわずかでしょうか。
生産者さんと消費者を繋ぐ重要な場所で働く方達の仕事を見学できて、いろいろと考えさせられました。

喜多さん、ベジタブルファクトリーで働く皆さん、どうもありがとうございましたemoji



続いてバスが向かったのは、北生振地区にあるリーフファームさん。
「え、ここ通れるのemoji
というような小道を、素晴らしい技術で危なげなく走ってくれたバスの運転手さんに拍手喝采ですemoji



出迎えてくれた藤山さんに、このリーフファームで育てられた絹さやえんどうを見せてもらう・・・・・・予定でしたが、な、なんとemoji

8月の台風で全滅の被害に遭ってしまったとのこと・・・・・・。
ニュースで見ていたような被害が身近にもあったんだと、今年の異常な天候を改めて痛感しました。
絹さやはもう畑からも撤収したということで、畑の見学や収穫体験をすることは出来ませんでしたが、自然相手ではこういうこともあるんだという学習にはなったんじゃないでしょうか。



現物はありませんが、藤山さんに絹さやの栽培に関するお話をしていただきました。

絹さやは時期をずらし3回に分けて種をまくそうです。
絹さや専門のパートさんが6人いて、もう10年以上のベテランさんばかりなんだとか。
ベテランさんじゃないと、絹さやの収穫はなかなか難しいんでしょうね。
毎年収穫体験をさせていただいていますが、ミニトマトなんかと違い絹さやは葉も実も緑一色で、まず一目で見つけることが難しい上、選別しながら収穫していくので判断力も必要となります。
絹さやはサイズによって規格が変わるので、雨でも風でも収穫しなくてはなりません。

砂地はマメ科の栽培に適しているのですが、連作がきかない作物なので5年以上空けないといけないそうです。
土中のセンチュウも増えるので絹さやの後は麦やブロッコリーを植えるのですが、同じマメ科でもエキスパート卒業生のいしかり食と農の応援隊が栽培をサポートしているらっかせいもセンチュウ対策には効果的なんですよemoji



最後に、藤山さんのところのミニトマトのハウスを見せていただきました。
藤山さんのミニトマトは、有機栽培とのこと。

もうシーズンは終盤なので残りわずかでしたが、とても艶やかで美味しそうなミニトマトでしたemoji

絹さやの畑を見ることができなくて残念でしたが、それもまた貴重な学習となりました。
藤山さん、どうもありがとうございましたemoji
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