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いしかり農産物エキスパート養成事業

いしかり食と農のカレッジ レベルアップ講座「マイスターコース」 農業者の話や旬の野菜の魅力を実感し、いしかり農産物のエキスパートを目指してみませんか?

2024/04/25 16:48

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2015/12/03 21:20

午後からは場所をまるまる高岡ふれあい研修センターに移し、新規就農9年目、高岡地区でミニトマトを栽培している伊藤さんご夫婦にお話を伺います。



元は病院の調理師をしていたという伊藤さん。
山登りが好きで、山頂から見下ろす田園風景が好きで農業に興味を持ったんだそうです。


「農家になりたい」という伊藤さんに、当初奥様は反対だったんだとか。
自分の立場に置き換えるとそりゃそうだろうな…とも思いますが、それでも諦めなかった伊藤さんに奥様も結果OKを出したようです。

やはり何事も『諦めない強い気持ち』を持っていないとダメなんですねemoji




そして伊藤さんは農業について学ぶため、北海道真狩高校の農芸科学課に入学しました。
ミニトマトの栽培方法はそこで学んだそうです。

 

その後研修などを経て石狩市で農家としての生活をスタートし、最初は札幌市東区から通っていたそうですが、やはり急な天候の変化があってもすぐ駆けつけることも出来ず、移動距離も長いので徐々に辛くなってしまったようで、高岡に移り住んだお二人。
食べていけるのか心配でずっと反対していたという奥様も今では「本当にここ(高岡)に来て良かった」と思っているんですってemoji



冬眠明けの蛙の声、海鳴りの音。
自然との折り合いがとても素敵な場所で、周りの農家さんもとても温かいんだとか。

奥様は、
「今まで介護など様々な仕事をしてきたけど、農家がいちばん辛い。
でも、不思議とやめようと思ったことはない。」
そう言い切りました。

お友達からも、農家になる前より生き生きしてるemojiと言われるようです。

でもなぜ石狩市だったのか、というと、様々な理由がありました。

・支援センターという窓口がある
・畑灌がある
・グリーンサポーター制度
・新規就農の受け入れの前例がある
・共選場があり販売ルートが確立されている

……と、こんなに。
なかなかやるなぁ、石狩emoji

昔の仲間も、今の先輩たちも皆が応援してくれているという伊藤さんご夫婦。
そんなお二人が「末永く誇りを持って農業を続けるために」と掲げる4つのモットーはこちらemoji

・自然に優しい土作り
・消費者と共に歩む野菜作り
・地域の輪を大切に
・自然に学び自然と遊ぼう

午前中にお話を伺った田中さんにも相通ずるものがありますが、新規就農の方々が周囲にすんなりと受け入れられているのも、このモットーにも表れているように人柄の良さなんでしょうねemoji

これからも頑張っていただきたいですemoji
伊藤さん、貴重なお話をありがとうございました。


さて、その後は北コミに戻りまして、1月の味噌作り講座についてのお話を、にんじん講座の調理でもお世話になった村上さんにしていただきました。
石狩市で味噌作りといえば、村上さんの右に出るものはいません。



村上さんは毎年、初心者のための味噌づくり講座で石狩市民に味噌づくりの輪を広げています。
そしてただ作り方を教えるだけではなく事前に必ず説明会を行い、ご自身の味噌づくりを始めたきっかけから、石狩産大豆についてのお話をしているそうです。



「地産地消」という言葉が今では当たり前になっていますが、地物の豆を使って味噌を作るということはとても素晴らしいことだと実感します。



初めて味噌づくりをする人達は、「大丈夫かな…」と不安顔。
でも、いざやってみると思うほど難しくは無いものですemoji
これを機に、味噌づくりの輪がもっともっと広がれば良いですね。

次回の味噌づくり講座は1月21日です。
事前に大豆を煮てくることを忘れずにemoji
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