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いしかり農産物エキスパート養成事業

いしかり食と農のカレッジ レベルアップ講座「マイスターコース」 農業者の話や旬の野菜の魅力を実感し、いしかり農産物のエキスパートを目指してみませんか?

2015/10/15 20:21

現地学習では久しぶりの青空ですemoji
本日は絹さやえんどうについて学びます。



まず最初に訪れたのは、石狩市八幡にあるJAいしかり ベジタブルファクトリーです。


この施設は、もともと4つの地区(花畔、樽川、生振、高岡)に別れていた共選場をひとつにしたもので、平成23年に出来ました。

今の時期は本日の講座の主役の絹さやや、ミニトマト、大根、にんじんの選別作業が行われています。
ただ、今年は台風や暴風雨、そして雹や霰など異常な天候が続き、昨年よりかなり収量が減っているそうですemoji



このベジタブルファクトリーについてお話をしながら案内をしてくれたのは、石狩市農業協同組合の喜多さん。

さっそく、絹さやの選別作業を見学させてもらいました。



ベルトコンベアで絹さやを流し、傷やがくの枯れなどを厳しくチェックしていきます。
なんでも機械化されている時代とはいえ、絹さやの選別はすべて人の手で行われています。

秀品の条件は、5~7cmの大きさで、傷やがくの枯れが無く、鮮やかな緑色であること。
大きさが少し規格外なだけで価値は下がってしまう絹さやえんどう。
スーパーではちょっとしか入っていないのにお高めな値段です。

けど選別作業を見ただけでも、高い理由が垣間見えた気がします。
そして収穫の大変さを知ってますます理解は深まるのですが、それは後ほど……。



この日の絹さやで目立ったのは、こういった傷です。
先日の雹で樽川、花畔辺りは大きな被害が出ているようです。
自然相手とはいえ、遣る瀬無いですねemoji



作業をしている方々は、かなりベテランの手つきです。
素早く迷いが無い!
お話を聞いたところ、もう20年もこの作業をしているとのこと。

ずっと立ちっぱなしの作業なので、慣れないと姿勢など辛いことも多いそうです。
「ただ、目に優しい色だから~」
と笑って教えてくれました。



対照的に、鮮やかな色のミニトマトの選別作業。
きらきらと真っ赤な色が本当にきれいで、まるでルビーのようですemoji



ミニトマトは初めに割れや傷があるものを除外して、大きさごとに機械が仕分けてくれます。
でもここまで大量の、さらにはミニトマト1粒1粒の傷のチェックもかなり大変な作業だと思います。
目が疲れそう……。



日々何気なく買っている野菜も、売られるまでの間にいろいろと手がかかっていることがわかりました。
売られるまでの経過を知ることで、その作物の価格の意味を知ることが出来ますねemoji



その他に、大根やにんじんの選別作業も見学させていただきました。

 



土付きの野菜を機械で洗い選別していきます。



規格外のにんじんは細かく刻まれ、ベジタブルファクトリーの裏にある試験圃場の堆肥として活用されるそうです。
もちろん規格外とはいえ食べられるにんじんなのでもったいない気もしますが、消費者が求めるのは見た目が良いにんじんということですね。

「多少形がいびつでも、買ってくれる人ばかりだったら“規格外品”なんて出ないんですけどね」

と喜多さん。
これは生産者と消費者の永遠のテーマかもしれませんねemoji

JAいしかり ベジタブルファクトリーの皆さん、お忙しい中ありがとうございました!



お次に向かったのは、いちご狩りでも有名な北生振地区にあるよこやま農園さんへ。
いちご狩りの時期には、開園時間には車の長蛇の列が出来るほど。

本日はいちごではなく、絹さやについてお話を伺いました。

 

横山さんのところで育てている絹さやは「電光30日」という品種です。
その名の通り、30日で収穫できるそうです(天候や気温にもよります)。

 

畑をトラクターで耕し、機械で2粒ずつ9cm間隔で植えていきます。

種をまいたら支柱を立て、支柱の上下に紐を張りネットをかけます。
芽が出て伸びてきたら転倒防止のすずらんテープを張ります。

そのすずらんテープは、風が強いときは間隔を狭くしたりとそのときの天候状況と絹さやの生育状況に合わせて張るそうです。
そして防除(うどん粉病対策の重曹など)も3、4日ごとに行うそうで……。

テープを張るのはもちろん手作業だし、防除は機械で行うとはいえ1回に350リットルもの量を3回もまくそうで、かなり大変な作業だと思いますemoji



絹さやは初夏から順次時期をずらして植えていきます。
しっかり防除をし続けて茎が元気であれば霜が降りるまでは収穫可能とのこと。

収穫は毎日行われます。
絹さやは先ほど行ったベジタブルファクトリーでも触れたとおり、秀品の規格が5cm~7cmということなのですが、気温にもよりますが1日で3cmも育ってしまうこともあるそうですemoji
なので、雨でも風でも収穫を休むわけにはいかないんですね……。

 




その後収穫体験をさせていただきました。

ここで収穫作業の大変さを痛感しましたemoji
まず、葉の色と同じ色だから見つけるのが大変です。

そして今日は寒いくらいだったけれども、夏の間は絹さやが壁になっているので風通しが無く非常に暑いんだそうです。

商品としての出荷基準の、豆がきれいに並んでいる(膨らみすぎはNG)、がくが青々としている…なども見つつ収穫するのはなお大変ですね。



絹さやの出来には風や寒さのほかに、虫の影響もあります。
絹さやのこの白い花に虫が入ってしまうとがくの色が変色してしまうそうです。

ちなみに花はこうやって2つ一緒につくのが正常とのこと。
1つしかついていないのは、肥料不足の場合があるそうです。

 

絹さやは石狩市で20町ほど作られていて、全国1位2位の収穫量を誇っています。
単価も高いので、もっともっと作れば良いのに…と思いがちですが、そうはいかないようです。

絹さやは連作を嫌うので、5~7年は空けなくてはいけないとのこと。
そしてほぼ手作業なので1町の畑に7人ほど人を確保しなければならないそうで、なかなか難しいんですね。

お話を聞いて知ること、収穫してみて感じること。
初めてのことばかりでしたが、とても勉強になりましたemoji
横山さん、お忙しい中ありがとうございました。

お昼をはさんで、午後からはJAいしかりの試験圃場見学ですemoji
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