2025/01/23 03:14 |
2015/11/19 20:36 |
一期も二期も、悪天候で寒さに震えながらの現地学習でした。
……ですが
三度目の正直です
青空が広がる下で、長いもの収穫体験をすることができました~
場所は生振地区にある中田農園さんです。
本日がこの三期での最後の現地学習となります。
中田さんに出迎えてもらい、さっそく畑にお邪魔させていただきました。
すでに機械で作業のための溝を掘ってくれていました。
この溝の両サイドに長いもがなっているんです。
中田さんから長いも掘りのコツと注意事項を教わり、いざ収穫体験です
無理にひっぱったりしたら折れてしまうので、丁寧に抜くこと。
長いもは皮もとても柔らかいので、置く際にもそっと置くこと。
この二点に注意します。
「もし折れたら、みなさん買い取りお願いします」
と笑う中田さん。
冗談で言ってくれていたのですが、でも本当にその気持ちで収穫せねば、です。
収穫体験とは言っても、大事な大事な商品ですものね。
生振地区の土壌は砂が本当にふかふか
この土だからこそ、まっすぐできれいな肌の長いもが育つわけです。
柔らかい土を手で直接掘っていきます。
中には他のいもより深くまでのびているいももあり、その長いいも(まさに長いもですね)を掘りあげたときは皆さん満面の笑みでした
最初はおっかなびっくり作業していたものの、コツをつかんだのか丁寧ながらも次々と収穫していっていました。
皆さん口々に「楽しい!」と言っていましたが、それと同時に「短時間だけなら楽しいけど、これを一日中やるのは大変……」と。
改めて生産者の方達のありがたみを痛感しました。
何気なくスーパーで買っている野菜も、なんの苦労もなく出来上がるわけがないということ。
それを現地学習を通じて、理解することができました。
さて、収穫体験後は中田さんと石狩市農業総合支援センターの臼澤さんに長いもについてお話をしてもらいます。
全国で第一位の生産量を誇る北海道。
もっとも有名なのは十勝産ですが、石狩産の長いもも粘り気が強くとっても美味しいんです
石狩は地下凍結がないので、冬の間土の中で寝かせて春掘りするいももあるそうです。
その場合は、甘みが強くなるそうで…早く春になって確かめたいですね
その長いもはどのように育てられるかといいますと……。
畑を見回すと、あちこちに落ちているこの粒状のもの。
これは『むかご』といって、いわば長いもの赤ちゃん。
このむかごから種いもを作り、その種いもから商品となる長いもを作るとのこと。
私たちが普段口にしている長いもは、2年かけて作られるものだったんですね
6反(5,950.41322 m2)もの長いも畑。
今時期は茶色一色で殺風景ですが、夏は長いものツルが高く伸びて緑の壁ができるそうです。
この畑の状態だけ見ていると、長いもと緑…繋がりませんよね。
その葉が育っているものが大きいいもになるらしく、ツルを伸ばしている時期は風が大敵とのこと。
1つの種いもからたくさん収穫できる他のいも類とは違い、長いもは1本しか収穫できません。
そう考えると、とても貴重な作物ですね
中田さん、貴重な体験をさせていただきありがとうございました
さて午後からは北コミに戻って、中田さんのところの長いもをつかった調理実習です。
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